GICは、規制当局、消費者、企業が、より一層サステナビリティの問題に取り組むようになるにつれ、新たな投資機会が生まれると考えています。このような機会を捉えるために、私たちは次のような取り組みを行っています。
インテグレーション
パブリックおよびプライベート市場におけるGICの投資グループは、各企業の長期的な経済的見通しにとって重要な問題に焦点を当て、サステナビリティへの配慮を意思決定のプロセスに組み込んでいます。例えば、エネルギー関連企業の炭素強度について、同業他社と比較した調査を行っています。また、重要な投資ポジションについては、GICが設定した気候変動シナリオに照らして炭素価格のストレステストを実施することもあります。
GICの各チームは、サステナビリティのリスクや機会について投資先企業と定期的に対話し、責任をもって議決権を行使します。また、外部のファンドマネージャーやジェネラルパートナーとも、サステナビリティに関する方針や活動について話し合い、GICのサステナビリティアプローチに沿った形で投資が行われるよう取り組んでいます。
テーマ別の投資
2020年、GICは、パブリックおよびプライベート市場の投資グループを横断する専用投資ポートフォリオとして、サステナブル投資ファンド(SIF)を設立しました。SIFは、すべてのアセットクラスにおけるサステナビリティの統合を加速し、長期的に良好なリターンをもたらすサステナビリティ関連の機会に投資することを目指し、以下のような各部門主導の持続可能性への取り組みの推進に寄与しています。
環境、社会問題、事業ガバナンスといった領域におけるサステナビリティの問題は、投資リスクをもたらします。GICは、次のような方法で私たちの投資を守ります。
組織としてどのように持続可能な運営を行うかは、投資方法と同じくらい重要です。GICは、以下の方法でこれを実現します。
グローバルな事業活動においてカーボンニュートラルを実現するという目標は、2020/21年度に達成され、2021/22年度も維持しています。GICは、今後も不要な炭素排出を回避・削減することで、フットプリントをモニタリングし管理することに尽力します。また、残りの排出量については、ゴールドスタンダード認証を利用して近い将来に相殺できるよう、措置を講じています。
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